文化財

4つの国宝と37の重要文化財 天野山 金剛寺は、4つの国宝と
37にもおよぶ重要文化財を保有。
他にも大阪府指定文化財を数多く所有しています。

主な文化財

国宝
  1. 木造大日如来坐像(中央)

    <もくぞうだいにちにょらいざぞう>
  2. 木造不動明王坐像(右)

    <もくぞうふとどうみょうおうざぞう>
  3. 木造降三世明王坐像(左)

    <もくぞうごうさんぜみょうおうざぞう>
(鎌倉時代)
写真:喜式 巻十四

密教の図像でも特殊な形式と考えられる尊勝曼荼羅〔そんしょうまんだら〕を、大日如来、不動明王、降三世明王の一組であらわしています。
平成大修理の大規模調査の結果、胎内にあった墨書から、「不動明王坐像」は仏師・快慶の高弟、行快(ぎょうかい)の作で、天福2(1234)年に完成したこと が判明。また、3体がそろうまで約50年という歳月がかかっていたことも判明し、平成29(2017)年3月10日、国宝に指定されました。
※ 2018年3月の落慶法要まで、寺院内では非公開。

国宝

延喜式 巻十四<えんぎしき>

部分(平安時代)
写真:喜式 巻十四

平安時代につくられた法律のことを書いた書物のひとつ。
延喜5年(905)から延長5年(927)にかけて作られた原本は、すべて失われており、金剛寺に残る延喜式は、平安時代末の大治2年(1127)に書き写されたものです。延喜式の写本のなかでは最古のもので、書かれている内容が非常に貴重なことから国宝に指定されています。

重要文化財

日月山水図<じつげつさんすいず>

6曲1双 (室町時代)
写真:日月山水図 右隻
右隻
写真:真言宗御室派 大本山 左隻
左隻

四季が美しい色彩で描かれた6曲1双の屏風。
室町末期16世紀中頃に描かれたといわれています。作者は不明ですが、図案的構図と装飾的画趣は独創的で、桃山時代の作とする説もあります。密教儀式の「灌頂〔かんじょう〕」に使用された仏具の一つであったと伝えられています。

重要文化財

木造大日如来坐像<もくぞうだいにちにょらいざぞう>

多宝塔安置(鎌倉時代)
写真:木造大日如来坐像

宝塔の本尊として造立された大日如来。
造立当初のものと思われる光背と三十七尊化仏〔けぶつ〕及び台座の蓮華部は、創建当初の姿を今に伝えています。
鎌倉時代の新様式の作風で、御影供が始まった承安2年(1172)ごろから、建久2年(1192)までに造立されたものとみられています。

重要文化財

楠木氏文書<くすのきしもんじょ>

(南北朝時代)
写真:楠木氏文書

楠木正成が金剛寺に送った自筆の書状など14通。写真は12月9日付けの書状。
幕府を倒す計画が失敗し、後醍醐天皇が隠岐へ流された後の最も苦しい時期に、金剛寺へ鎌倉幕府軍が攻めてきた事をうわさに聞き、金剛寺の総力をもって防戦することを願い送った書状です。